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本気で歌う活動をして10年以上、歌い手活動をしながらシンガーとして様々な音楽制作に参加している『ももせ』です
周りの楽器が正しい音で
正しいピッチで奏でている以上
歌い手のあなたもピッチまで
正確に歌わなくてはいけません
ピッチを口の大きさや頰の動きなどで調整し
周りの音と『ハーモニー』を形成します
周囲の音が歌い手のあなたに
合わせているんじゃない
あなたが共鳴し合わなくてはならないことを
忘れずに歌いましょう
『機械じゃないんだからそんな
1ミリも狂わずにピッチを合わせるなんて
無理に決まってるじゃん』
ももせもそう思っていました
音痴時代の話です笑
歌にピッチがあるとは知らなかったのです
正しくは全ての音にピッチがあります
若干の音のズレで
がくんとクオリティや
歌唱力が下がって認識されます
周りの楽器はチューニングを行うので
ほぼ音を当ててきます
絶対演奏中にあなただけ浮きます
それはもちろん、悪い意味です
やはり歌い手として
自分の声のピッチは永遠の課題
避けて通ってはいけないのです
訓練をすれば全体的な曲の
クオリティも上がります
楽器のピッチのズレも認識できるので
仲間同士でのクオリティアップも図れます
技術があがれば
仮歌や本歌の依頼もスムーズに
表現を邪魔することなくこなせます
一音もズレずに歌うのは
すごく経験が必要です
確かにとても難しいのですが・・・
生歌の強い歌い手は
色々な場所で活躍ができますし
ファンの付きが根強いです
その基礎的なものとして
音を当てていくことは
マストになってきます
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ピアノの音を追いましょう
ピアノは一番チューニングが狂いにくい楽器です
基本の音になることが多いので
ドレミファソラシドを
聴いて覚えてください
『ドレミファソラシド』
『ドシラソファミレド』
往復の音の動きと確実な
ピッチをマスターします
ピアノと一緒に歌って覚えたら
楽器なしであなただけで
歌ってみてください
録音して聴いてみるとよくわかります
録音した声に合わせて
ピアノも弾いてみましょう
意外と不協和音になっていたりします
地味な作業ですがこれを
永遠と繰り返します
音程をとる一つのボイトレです
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慣れてきたら音を飛ばして歌っていきましょう
『ド ミ ソ ミ ド』
『ド ファ ラ シ ド』
『ド ソ ファ レ ド』
『ド シ ファ ド ラ』
最後のフレーズは難易度高めです
なにも開始音が『ド』でなくてもいいのです
『レ #ファ ラ #ファ レ』
『ミ シ ラ #レ ミ』
音域も変わってくるので
苦手音域でやってみるのもいいですね!
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苦手な音幅や音名を把握しておきましょう
人によって癖があります
ももせは4度(ドに対してファ)と
6度(ドに対してラ)が苦手です
半音の動きも突拍子もなく出てくると
わからなくなることが多いですね汗
逆にもしかしたらあなたは
このももせの苦手が得意なのかもしれません
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音が当たらない原因として多いのは共鳴の不適切さです
不思議なことに音というのは
高低さまざまな周波数でできています
ある一定の音が作れないだけで
ピッチが外れてしまうのです
鼻、頬骨、目の周り、額、上顎、口奥
顔だけでも色々な部位を使って
音を出します
口の形を変えるだけで音の高さが
変わります
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脱力して口がほぼ開いてない状態で『いー』と言ってみてください。そしたら発声したまま、思いっきり頬を吊り上げましょう!音はどのように変化しましたか?
驚くほど違う音になったかと思います
同じ声、音、言葉なのに
口の形が違うだけで雰囲気が
大きく変わりましたね
今回は大げさにやりましたが
この現象が繊細に幾度なく
歌唱中も起きているのです
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自分の体の中で響いて聴いた声と、体から発して出た声はまったく違うものに聞こえます
これは録音している人なら
経験があると思います
録音の自分の声を聴いたら
一瞬誰だかわからなかったなんてこと
ありませんでしたか?
この調子でピッチの違和感も
主観と客観で必ず発生しています!
その誤差を埋めていく作業が
ボイトレということです
何が得意で不得意なのか
知っておくことが大切なので
歌ばかり歌わずに音感のボイトレも
たまにはしてみてくださいね!
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またお会いしましょ!( ^_^)/~~~